内向型は場所を変えれば生きやすくなる|50代で管理職を辞めて気づいたこと
「このまま定年まで我慢するしかない」
そう思いながら、今日も会社に向かっている人へ。

内向型は、性格を変えなくても生きやすくなれます。
必要なのは「自分を変えること」ではなく、「場所を変えること」でした。

組織で働くことに限界を感じた理由

組織で働くのが、しんどくなっていませんか。
人間関係、評価、会議、雑談。
どれも嫌いじゃない。
でも、気づけば心がすり減っている。

僕は50代になる直前まで、中間管理職として組織の中で働いていました。
上場直前の会社で、いわゆる「これから伸びる会社」でした。

それでも、心は軽くならなかった。

また転勤になるかもしれない。
また単身赴任が始まるかもしれない。
コロナ禍で働き方が変わり、会社の空気も変わり、
「このまま定年までここで走り続けられるのか?」
そんな不安が、ずっと頭のどこかにありました。

上司や同僚、部下、取引先。
ときには、年に数回しか会わない親戚との付き合いさえ、正直しんどい。

人が嫌いなわけじゃない。
でも「人と関わり続ける環境」に、確実に消耗していました。

管理職だった頃の違和感と消耗

僕はずっと、「性格を直さなきゃいけない」と思って生きてきました。

成果を出さなければ価値がない。
結果を出さなければ認められない。
そういう空気の中で、無意識に自分を追い込んでいました。

会議は苦手でした。
雑談も得意じゃない。
「急いで」と言われると頭が真っ白になる。
慣れれば普通にできるのに、最初のスピードについていけない。

周りが騒がしいと集中できない。
一度に複数のことを振られると、思考が止まる。

それでも、外から見ると
「落ち着いている」「動じない」
と言われることも多かった。

でも、内側はいつも不安でした。

営業職時代は、夜に鏡の前でロープレをしていました。
声のトーン、間の取り方、手の角度。
頭の中で成功パターンを何度も再生しないと、次の日が怖かった。

セミナーにも行きました。
自己啓発の本も読みました。

でも、即席チームでのディスカッション。
あれが本当に苦痛でした。

「自分は何かおかしいんじゃないか」
「病気なんじゃないか」
本気でそう思ったこともあります。

会議室で、誰かの顔色を伺いながら無難な意見を言う自分が、
だんだん嫌いになっていきました。

発言しているのに、心はその場にいない。
そんな感覚が、毎週のようにありました。

内向型という言葉と出会った転機

▶ 内向型と外向型の違いを詳しく知りたい方はこちら
内向型とは何か?疲れやすい理由と本当の特徴(準備中)

※ここでいう内向型とは「人付き合いが苦手」という意味ではなく、
「ひとりの時間でエネルギーを回復するタイプ」の性格のことです。

そんなときに出会ったのが「内向型」という言葉でした。

最初は海外著者の本を何冊も読みました。
理論は分かる。
でも、どこか日本の職場とはズレている感覚があった。

そこで、日本人が書いた内向型の本に出会いました。
読んだ瞬間、少し涙が出ました。

「あ、自分はおかしくなかったんだ」

性格の欠陥じゃない。
向いていない環境に、無理やり自分を押し込んでいただけ。

その瞬間、ずっと背負っていた「自分責め」が、少し軽くなりました。

性格を変えるのをやめて「場所を変える」と決めた

そこから、考え方が変わりました。

「自分を変える」んじゃない。
「場所を変える」。

会社が上場する半年前。
僕は中間管理職のポジションを、自分から手放しました。

周りから見れば、もったいない選択だったかもしれません。
でも、後悔はありません。

あのまま続けていたら、
遅かれ早かれ、心か体が壊れていたと思います。

これは逃げじゃありませんでした。
生き方の方向転換。
自分を守るための戦略でした。

今はタクシー運転手|正直なリアル

今、僕は大阪でタクシー運転手をしています。

正直に言います。
楽な仕事ではありません。

頭も使う。
体力も使う。
歩合制でプレッシャーもある。

13年間無事故無違反だったゴールド免許を失い、免停も経験しました。
あの時期は本当に落ち込みました。
正直、「もう向いてないんじゃないか」と何度も思いました。

それでも、今はこの仕事に満足しています。

なぜか。

誰に評価されるためでもなく、
自分でスケジュールを決め、
自分で動き、
自分の判断で一日を終える。

煩わしい社内政治も、無駄な会議も、
意味のない資料作りもない。

大阪の街を、静かに、淡々と走る時間。
ハンドルを握っているときだけ、頭の中が不思議と静かになる。

この感覚は、組織にいた頃にはありませんでした。

▶ 実際の転職決断の裏側はこちら
50代で管理職を辞めた日|退職を決めた研修の2日間

内向型は「向いている場所」に行けば強い

僕が一番伝えたいのは、これです。

内向型は、直さなくていい。

少なくとも僕は、
「直さなくていい」と思えたことで、生きるのがラクになりました。

変えるべきなのは「性格」じゃなくて「環境」です。

内向型がしんどいのは、
性格が悪いからじゃない。
合ってない場所に、長く居すぎただけだ。

無理に外向型を演じなくていい。
無理に社交的にならなくていい。
自分をすり減らす場所に、居続ける必要はありません。

内向型が力を発揮できる場所は、必ずあります。

このブログでは、

・組織で疲れた内向型の人へ
・50代から人生を組み直したい人へ
・静かに、自分らしく生きたい人へ

僕の実体験を、飾らずに書いていきます。

あなたの人生を変える答えは、僕は持っていません。
でも、ヒントにはなれる。

それが、このブログを始めた理由です。

正直、この話は書くか迷いました。
でも、当時の自分みたいに「限界が近い人」に届くなら、書く意味があると思いました。


次の記事では、
「内向型が仕事で消耗しやすい3つのパターン」と
「向いている環境の見つけ方」を、具体的に書いていきます。

👉 内向型が仕事で消耗しやすい3つのパターン|なぜ頑張っても苦しかったのか


📌 このブログは、「内向型のまま、50代から人生を組み直したい人」のために書いています。
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僕の実体験が、あなたの“静かな一歩”のヒントになれば嬉しいです。

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