内向型の僕が「会社人生」から静かに降りた理由 〜50代で働き方を切り替えた本音〜

「会社を辞めた」というより、僕の場合は
“会社人生から静かに降りた”という感覚でした。

大きな事件があったわけでも、誰かと揉めたわけでもありません。
ただ、長い時間をかけてじわじわと、
自分がすり減り、気づけば望んでいない方向へ進んでいる
そんな感覚が、はっきりしてきただけでした。

この記事は、転職ノウハウでも成功体験でもありません。
内向型の僕が、会社のレールから降りるまでに感じていたことを、
正直な気持ちのまま残しておくための記録です。

「辞めた」じゃなくて、「降りた」

会社を辞めるときって、「転職」「独立」「挑戦」みたいな言葉がつきものです。
でも僕の中では、そういう派手な感覚はありませんでした。

例えるなら、ずっと乗っていた電車から、
次の駅で、静かに降りただけ。

頑張れないわけでも、能力がなかったわけでもない。
ただ、「ここで頑張り続けると、自分の心が持たない」
その感覚が、少しずつ積み上がっていっただけでした。

内向型の僕は、限界になるまで外に出さないタイプです。
だから周りから見たら、急に辞めたように見えたかもしれません。
でも実際は、かなり前から、心の中では準備が始まっていました。

こちらの記事で退職を決めた理由を詳しく書いています。
👉50代で管理職を辞めた日|退職を決めた研修の2日間

違和感の始まりは、最初の単身赴任だった

断れない転勤という仕組みへの違和感

「このまま定年まで、会社に人生を握られ続けるのは嫌だな」と強く感じたのは、
10数年前、はじめて単身赴任をした頃でした。

当時すでに中間管理職で、成績も出していました。
ただ、断ることのできない転勤という仕組みそのものに、ずっと違和感を抱えていました。

東京への単身赴任は、世間的には「栄転」と言われる立場かもしれません。
でも僕の中では、
なぜマイホームがあり、家族がいるのに、
ひとりだけ生活を切り離されなければいけないのか…という気持ちの方が強かった。

半期ごとに異動が多い会社だったので、
「次は自分かもしれない」「今回は助かった」
そんな緊張感を、ずっと抱えながら働いていました。

そして結局、その順番は回ってきます。
成果を出せば出すほど、
異動、配置転換、転勤の対象になりやすくなる。

目立ちたくはない。
でも、成績で目立ってしまう。
このズレが、内向型の僕には、思っている以上にしんどかった。

カーテンの部屋で感じた「生活が分断される感覚」

単身赴任が始まってしばらくして、
妻が部屋の整理を手伝いに来てくれました。
殺風景なワンルームに、カーテンを買いに行って、
少しずつ「部屋らしく」していく時間。

ある程度整って、ふと気づいたら、妻と2人きり。
いつもは子どもや犬がいて賑やかな家なのに、
カーテンを付け終えたその部屋は、妙に静かでした。

子どもも犬もいない、久しぶりの2人きり。
何を話せばいいのかわからず、
少し変な間があって、とっさに口から出たのが、
「このカーテン、いいなぁ」でした。

2人きりの空気に、少し緊張している自分に気づいて、正直びっくりしました。

「生活が少しずつ分断されていく感じ」が、
胸の奥にじわっと残ったのを、今でも覚えています。

それでもすぐ辞めなかった理由

ここは綺麗ごとじゃなく、現実の話です。

子どもの進路、お金、家族の生活。
責任がある中で、簡単に「辞めます」とは言えませんでした。

だから僕は、いきなり今の生活を手放すのではなく、
会社以外で生きる道を、少しずつ模索するようになりました。

そのときに取り組んだのが、ブログでした。

ブログは「自由になる練習」だった

ブログを始めた理由はシンプルです。
会社だけに依存しない状態を作りたかった

僕にとってブログは、人生の舵を自分に戻す練習でした。

たとえすぐ辞められなくても、
「自分の力で積み上げた感覚」があるだけで、
心の安定は大きく変わりました。

なぜ今の働き方に落ち着いたのか

僕は今も正社員として働いています。
ただ、以前のような「会社に人生を預ける働き方」からは、
距離を取りました。

現在はタクシーの仕事をしています。
ただ、伝えたいのは職種そのものではありません。

今の働き方が合っている理由は、
仕事の「構造」が、内向型の自分に合っているからです。

  • 人との関わりに区切りがある
  • ひとりで整える時間が自然に挟まる
  • 会議や調整に追われ続けない
  • その日のペースを自分で作れる

これは「職種」より、
どう回る働き方かの話だと思っています。

職場の「型」や、内向型が消耗しやすい環境の特徴については、
こちらの記事で具体例としてまとめています。

👉 内向型が選びやすい職場の具体例|業界・職場パターンで見る「消耗しない環境」

僕が毎日、確認している言葉がある

同じように悩んでいる人に向けて、
僕が日々の中で実際に使っている「整え方」を残します。

気にするな。人生は何とかなる。
僕の中では、
「できることをやったら、あとは手放していい」という意味です。

  • 巡り合わせに、少し身を任せる
  • 深刻に考えすぎない
  • 明日は、勝手に整っていく

これは考え方というより、
心の荷物を減らすための実用的な手順です。

まとめ:静かに降りるのは、負けじゃない

会社人生から降りることは、派手でもカッコよくもありません。
でも内向型の僕にとっては、必要な選択でした。

「降りる」って、逃げじゃない。
自分の人生を守るために、路線を変えることだと思っています。

僕もまだ途中です。
静かに、自分のペースで整え続けています。


次の記事では、「なぜ降りたか」という気持ちの話から一歩進んで、
僕が実際に消耗を止めるために手放したものをまとめています。

会社人生から降りたあと、
何かを足すよりも、まず「減らすこと」から始めた理由と、
内向型として楽になった変化を書きました。

👉 内向型の僕が「消耗を止めるために」まず手放した3つのこと


📌 このブログは「内向型のまま、人生を組み直したい人」のために書いています。
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