今月は、売上を追う月というよりも「運行リズムを整える期間」。
安全運行を最優先に、日々のペースを見直しながらハンドルを握った一ヶ月の記録です。
1. 実働時間 & 売上サマリー
サマリー表
| 日付 | 天気 | 実働時間 | 乗車回数 | 売上 | 主な出来事 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/19(水) | 曇のち晴 13.7/7.7 |
9時間台後半 | 20本 | 39,300円 | 4連休明け、無心で淡々と乗務。新大阪から伊丹空港への手上げロングに恵まれた。 |
| 11/20(木) | 晴 15.9/6.2 |
10時間台中盤 | 15本 | 33,900円 | ルート確認のズレでメーター押し忘れ発生。反省しつつ安全運転を徹底した一日。 |
| 11/23(日) | 晴 18.2/6.8 |
9時間台中盤 | 17本 | 39,700円 | 供給過多を実感/運転者証交付数じわじわ増加 |
※ 以後は安全運行を優先し、乗務時間を抑えた日も含まれています。
| 日付 | 天気 | 実働時間 | 乗車回数 | 売上 |
|---|---|---|---|---|
| 11/30(日) | 晴 17.1/6.7 |
8時間台前半 | 10本 | 20,500円 |
| 12/2(火) | 晴のち曇 20.0/11.1 |
8時間台前半 | 14本 | 26,700円 |
| 12/3(水) | 曇のち雨 14.4/10.6 |
8時間台前半 | 14本 | 29,500円 |
| 12/6(土) | 晴のち曇 12.9/3.0 |
8時間台中盤 | 11本 | 25,600円 |
| 12/8(月) | 晴のち曇 17.4/7.2 |
8時間台中盤 | 9本 | 18,000円 |
| 12/10(水) | 晴 14.2/4.8 |
8時間台前半 | 12本 | 25,100円 |
| 12/12(金) | 曇 16.0/6.3 |
4時間台前半 | 5本 | 10,500円 |
2. 印象的な出来事(2025年11月16日(日)〜23日(日))
1日目:11/19(水)直感が導いたご縁
4連休でしっかりリフレッシュしました。
ただ、予定外に多めに休むと少し罪悪感を感じますねぇ。
今日は気持ちを切り替えて、「無」で淡々と乗務。
こういう日ほど、思いがけないご縁に恵まれるものです。
新大阪駅にお送りしたあと、ふと止まった場所で手上げ!
なんと伊丹空港までのご乗車🙏
無心でいると、流れが自然にやってくるものですね。 【今日の学び】
空心たく
「無」で走ると、思いがけないご縁が訪れる。
- ショート・・・5本
(2,000円未満) - ミドル・・・14本
(2,000円以上〜5,000円未満) - ロング・・・1本
(5,000円以上〜10,000円未満) - ロマン・・・0本
(10,000円以上)
2日目:11/20(木)確認ルーティンの大切さ
ご乗車いただくと、まずは挨拶とルート確認。
いつも通りの流れなのですが、今日は少しリズムが乱れました。
自分が思うルートと、お客様の指示するルートが違うと、
頭がそちらに意識を持っていかれるんでしょうね。
その結果――
途中でメーターを押していないことに気づくという失態…💦
思わず「やってしまったー」と声が漏れ、お客様も苦笑い。
こういう日は、不思議と
“もっと安全に走れ”というお告げのように思えるんです。
気持ちを引き締めて、いつも以上に丁寧な運行を心がけました。
【今日の学び】
空心たく
ルーティンが乱れた時こそ、基本に立ち返り安全第一。
- ショート・・・9本
(2,000円未満) - ミドル・・・5本
(2,000円以上〜5,000円未満) - ロング・・・1本
(5,000円以上〜10,000円未満) - ロマン・・・0本
(10,000円以上)
3日目:11/23(日)供給過多を数字で実感した日
昨日は阪神タイガースの御堂筋記念パレード。
御堂筋は9時〜14時ごろ車両全面通行止め。
沿道に集まったファンは約20万人。
通行止めの日は売上が上がる傾向がありますが…
僕はいつも通り「休み」を選びました。笑
(イレギュラーな現場はあまり好きじゃないです)
今日は普通の日曜日。
淡々と乗務しましたが、
関西万博閉幕後、実車率が伸びない…
=暇 & 同じ売上を出すのがしんどい状況💦
原因はある程度わかっていましたが、
実際に大阪タクシー乗務員が増えているのか?
そこで数字を調べました👇
🚕運転者証交付数は “増え続けている”
大阪のタクシー乗務員数は…
ここ2年で大きく増加。
📌 車両数は微減
📌 乗務員数は約16%増
つまり…
供給過多の波がきてる!
下のグラフを見るとわかりやすいですが、
じわじわと右肩上がり↓

令和5年4月〜令和7年10月の推移を見ると…
運転者証交付数は約2,700人増えています。
背景:なぜ増えた?
✔ コロナ禍で一度激減
✔ アプリで稼ぎやすい時代が来た
✔ インバウンド復活
✔ 再就職先として注目
✔ 関西万博中盤〜後半は大盛況
→ 未経験でも稼げていた時期
しかし今は…
📉 万博終了
📉 インバウンド落ち着く
📈 乗務員数は増加続行
= 完全に供給過多
万博終了後のアプリ鳴りの弱さや市内の空車増加は、数字が裏付けてくれていました。
これから必要になる3つの力
| 力 | 内容 | なぜ必要? |
|---|---|---|
| 地理判断力 | 1本の価値を上げる | 競争の差が出る |
| 臨機応変さ | 天気・イベント対応 | チャンスを逃さない |
| 継続力 | 安定が最強 | 運が流れを作る |
ネガティブを見れば不満があふれる。
ポジティブを見れば心は穏やかになる。
タクシーは
「心の捉え方の修行」でもあると感じています。
【今日の学び】焦らず、安全運転で積み重ねる。郊外でもご縁をつかむ力を育てる!
空心たく
- ショート・・・10本
(2,000円未満) - ミドル・・・7本
(2,000円以上〜5,000円未満) - ロング・・・1本
(5,000円以上〜10,000円未満) - ロマン・・・0本
(10,000円以上)
2. 安全運行を最優先にした後半の乗務(2025年11月30日(日)〜15日(月))
4日目以降は、これまでとは明らかに違う意識での乗務になりました。
無事故・無違反の期間が終盤に差しかかるにつれ、
「ここで万が一があれば、これまで積み重ねてきたものがすべて無になる」
そんな思いが、日に日に強くなっていったからです。
正直に言えば、ハンドルを握ること自体が怖くなりました。
だからこそ、有給をすべて使い、必要最低限の乗務に切り替え、
売上よりも安全を最優先する判断をしました。
この期間の乗務は、決して楽なものではありませんでした。
ただ安全な道を選び、急がず、焦らず、
時間が過ぎるのを待つような運行。
「早く終わってほしい」と感じた一日もあります。
思い出したくないほど、長く感じた日もありました。
それでも今振り返ると、
あの判断は間違っていなかったと、はっきり言えます。
売上よりも、自分と周囲の安全を守ること。
それを最優先にしたこの後半期間は、
ドライバーとしての“覚悟”を静かに試されていた時間だったように思います。
3. 12月度営業効率の総評(2025年11/16〜12/15)
12月度は全9.5日間の乗務となりました。
売上だけを見れば、正直に言って物足りない月だったと思います。
ただ、この月を振り返って強く感じるのは、
「今の自分にとって、何を最優先すべきかを見失わなかった」という一点です。
特に印象に残っているのは──
- 前半は通常運行でリズムを作り、無理のない形で月をスタートできたこと
- 後半は売上よりも安全を最優先し、判断をブレさせなかったこと
- 「稼がない判断」もまた、プロとして必要な選択だと実感できたこと
ハンドルを握りながら、時間が長く感じる日もありました。
正直、楽しい乗務ではありませんでした。
それでも、
事故を起こさず、誰にも迷惑をかけず、無事に一日を終える。
この当たり前を守りきれたことは、今の自分にとって何よりの成果です。
帰庫後のキンキンに冷えた炭酸水が、
この一ヶ月をやり切った証のようで、静かに身体に沁みました 🥤
4. 次のクールに向けて
タクシーの乗務サイクルは15日締め。
次のクールは1月度、実質的に2026年のスタートになります。
12月後半は、意識的にハンドルから少し距離を置き、
身体と気持ちを整える時間を取りました。
この「間」を挟めたことも、今振り返れば必要な工程だったと思います。
そして1月度は、通常運行に戻ります。
無理をするつもりはありません。
もちろん、無事故・無違反・人様に迷惑をかけない運行が最優先です。
ただ、
- 乗務時間を少しだけ伸ばす
- 乗務日数を増やして、流れに乗る機会を増やす
- 今の市場環境を正面から受け止め、淡々と積み上げる
そのくらいの「前向きな調整」はしていこうと思います。
2025年は、どちらかと言えば守りを意識した一年でした。
だからこそ、2026年は――
これまで積み重ねてきた経験を土台に、
一段ギアを上げて走る年にしたい。
焦らず、驕らず、足元を見ながら。
自分のペースで、次のステージへ進んでいきます。
この後は2026年1月度の実働記録へ続きます。
📌 このブログは、“50代から人生を再設計したい人”のために書いています。
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80点からの挑戦──50代タクシー運転手、3年目の決意





