今回は「総本山善通寺での参拝」。
空海ゆかりの地で過ごした祈りの時間をまとめます。
第3話|総本山善通寺での参拝
瀬戸大橋を渡り、いよいよ四国へ。
車窓から「こんぴらさん」の看板が見えたとき、
少し胸が高鳴りました。
「こんぴらさん(香川県琴平町の金刀比羅宮)」は、全国にある金比羅神社の総本宮。
善通寺市からは車で約15分の距離にあり、四国の信仰を象徴する存在です。
全国にある金比羅神社の総本宮として知られるこの地。
参道の石段は本宮まで785段、さらに奥社まで行くと1,368段もあります。
かつてチワワのココアとお遍路を巡ったとき、
長い石段を一緒に登ったことを思い出しました。
あの小さな体で、僕よりも軽やかに駆け上がっていたなぁ。

「犬たちとこんぴらさん参拝に」と一瞬思ったけれど、
マルくん(7kg)とプーくん(2kg)を抱えて石段を登るのはさすがに厳しい💦
今回は見送りにして、次の機会に。
そして14:39、総本山善通寺に到着。
ほぼ下道でのんびり道中楽しんだとはいえ、既に出発から8時間経過。
善通寺参拝は、マルくんとプーくんには車でお留守番してもらい、
静かに参拝を始めました。

南大門(総門)から境内へ
空心たく 総本山善通寺は、和歌山県の高野山と、京都府の東寺と並び「弘法大師三大霊場」で四国八十八ヶ所霊場の75番札所です。
善通寺の正式な参拝順序
南大門(総門) → 金堂(本堂) → 御影堂(弘法大師誕生の地) → 戒壇めぐり → 五重塔 → 納経所(御朱印)
※初めて善通寺を参拝する方へ
「南大門(総門)」は少し分かりにくく、仁王門を“総門”と勘違いしてしまう方が非常に多いそうです。
僕も事前に確認していなければ、間違えていたと思います💦
初参拝の方は、まず南大門の位置をチェックしてから行くのがおすすめです。

大駐車場から南大門(総門)までは少し距離があります。
南大門(総門)の前で一礼し、境内へ。
神社と同じように、女性は右足から、男性は左足から入る──
ということをスマホで確認して、心を整えて一歩を踏み出しました。
マルくん パパ、いま善通寺の中を歩いてるのかな〜🐾
ここは「東院(金堂)」と「西院(御影堂)」の二院構成なんだって。
まずは南大門から入って、東院の薬師如来さまにお参りだよ〜🙏
プーくん ふーん。あの広い境内、迷わないといいけどね💦
西院では弘法大師さまに手を合わせるのが正式らしいよ。
車の中から見守るのもなかなか退屈だわ🐶
マルくん でもね、最後に御朱印所で「重ね印」をもらうと、
東院と西院の両方まわった証になるんだって✨
プーくん へぇ〜 “重ね印” か。
それってご縁のダブルゲットじゃん✨ パパ、がんばって〜💨
金堂(本堂)での祈り
薬師如来をご本尊とする金堂(本堂)。
ここで「無事到着の感謝」と「甥っ子の怪我の回復・家族の健康」を祈りました。

お賽銭は55円(5円玉+50円玉)。
「穴が開いている=見通しがよい」「運が通る」とされ、
5円玉と50円玉を組み合わせると「五重のご縁」でより縁起がよいといわれます。
持参していた経本を開き、般若心経と薬師如来の真言を静かに唱えました。
「佛説摩訶般若波羅蜜多心経🙏」
「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか🙏」

御影堂と戒壇めぐり
15:45、御影堂(大師堂)へ。
ここは弘法大師・空海の生誕地です。

マルくん パパ、「戒壇めぐり」も行くのかなぁ。
プーくん 「悪行のある者は出られない」らしいぜ。
マルくん えっ!帰って来れないのでは?そしたら僕たちどうなるの💦
プーくん 本当だ、やばいじゃん、止めにいかないと💦
地下にある「戒壇めぐり」にも挑戦しました。

真っ暗闇の中を手探りで進む体験。
視覚を完全に遮られ、ひんやりとした空気に包まれて、本当に怖かったです。
まさに「心だけで歩む時間」で、
自分の内面を静かに見つめ直すような感覚でした。
弘法大師・空海ご誕生の聖地にあたる奥殿の真下まで進むと、
お大師さまのお声が聞こえてきます。
そこへ至るまで、本当に恐怖と葛藤の連続でしたが、
お大師さまのお声に包まれた瞬間、思わず合掌し、
大日如来「宇宙と一体感」の真言を唱えました。
「おん あびらうんけん ばざらだとばん🙏」
そのまま出口へ向かいますが、
引き続き真っ暗闇の中を手探りで進むので、
「これ、本当に出口に向かっているのかな? もう一周しているのでは?」と何度も不安になりました。
ようやく差し込む出口の光が見えたとき、
まずは「ホッ」と大きな安堵。
そこからじわじわと「清められた」という感覚が、胸の奥に芽生えてきました。
仏教美術の知識はあまりないのですが、
それでも「ほー、すごいなぁ」と素直に感じる迫力でした。
寺宝名品展(常設展)出品リストによると、
- 国宝は「一字一仏法華経 序品」と「金銅錫杖頭」の2点
- 国重要文化財は「地蔵菩薩立像」と「吉祥天立像」の2点
- 香川県指定文化財の「毘沙門天立像」1点
を含む、計26点が展示されていました。
五重塔で空と心がひとつになる瞬間
境内を進むと、視界に飛び込んでくる五重塔。
青空に向かってまっすぐ伸びる姿に思わず足が止まりました。
古いだけの建築ではなく、「新しさ」と「荘厳さ」を併せ持つ存在感。
雲が塔の背景をゆっくり流れ、そのコントラストに気持ちが整っていく。

ただ立って眺めているだけなのに、
胸の奥がスッと軽くなる。
「祈る前に、もう清められてるのかもしれない」
そんな感覚さえ生まれました。
善通寺の五重塔は、
空海が生きた時間と、今を生きる自分が重なる場所。
深呼吸ひとつで、心が前を向けるような気がしました。
善通寺御朱印(重ね印)
もう一つの善通寺の旅の目的である、丹生都比売神社で授かった縁結び守を返納させていただき、最後にいただいたのは「御朱印(重ね印)」。

甥っ子への祈り、家族への感謝、そして空海ゆかりの地での特別な縁。
善通寺参拝は、単なる一日の旅ではなく「祈りを重ねる時間」になりました。

プーくん 「戒壇めぐり」から帰って来れたんだー。良かったワン
次回予告|第4話へ
善通寺での参拝を終え、偶然にも妹の旦那さんの本籍地が「善通寺市」だと知ることになります。
不思議なご縁を感じながら、帰路についた出来事を次回「第4話」でまとめます。
→ 第4話|帰路編につづく|近日公開予定
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