「この仕事、自分には向いていないかもしれない」
そう感じたこと、僕は何度もあります。
ただ、今振り返ると少し違いました。
向いていなかったのは、仕事そのものじゃなくて、
その仕事のやり方や環境(負荷のかかり方)でした。
サラリーマン時代、僕は営業をやっていました。
担当営業ではありましたが、
既存の取引を回すよりも、
新しく関係を作っていく仕事のほうが得意でした。
例えば、新店ができたとき。
まだどことも取引がない状態から、
一から関係を作っていく。
あるいは、すでに取引がある先でも、
他社よりも利用してもらう割合を上げていく。
そういう、ゼロから動かす仕事のほうが合っていました。
ルーティンで回す営業よりも、
自分で考えて切り開いていくほうが楽だったんです。
セミナーで何百人の前で話すこともありましたし、
若い頃は路上ライブもやっていました。
自分の世界に入ってしまえば、
人前でも力が出るタイプだったと思います。
でも、管理職になってからは、一気に合わなくなり、仕事が面白くなくなっていきました。
部下との同行、
常に人の間にいる状態、
会議、数字、調整…。
自分の強みが使えない環境になった瞬間、
ずっと疲れるようになりました。
そういう状態が、しばらく続きました。
最初は「慣れれば大丈夫だろう」と思っていました。
でも、時間が経つほど違和感は大きくなっていきました。
自分の強みが出せない。
ずっと誰かに合わせている感覚。
気づけば、仕事が終わっても疲れが抜けない状態になっていました。
それでもすぐに辞めるという判断はできませんでした。
立場もありましたし、簡単な話ではなかったからです。
ただ、少しずつこう思うようになりました。
「このまま続けるのは違うかもしれない」
そこから時間をかけて考えて、
ようやく転職という選択をしました。
そのときのことは、こちらにまとめています。
👉 50代で管理職を辞めた日
でも、全く畑違いのタクシー運転手に転職しても、
最初は同じように疲れていました。
業界も違うし、働き方も変わった。
これで変わると思っていました。
でも実際は、
疲れ方は、思っていたほど変わらなかったんです。
そこでやっと気づきました。
問題は仕事じゃなくて、やり方や環境だったのかもしれないと。
正直、ここに気づくまでに、かなり時間がかかりました。
内向型は職種よりも、
どう働くかで負荷が変わります。
この記事では、「仕事を変える前にできること」という視点で、
内向型の働き方の整え方をまとめます。
この記事は「内向型の働き方シリーズ」の中の1記事です。
👉 内向型の働き方シリーズ一覧はこちら
内向型は「職種」よりも「条件」で消耗が決まる
同じ仕事でも、内向型の中でも、
続く人と、すぐに疲れてしまう人がいると感じています。
僕自身、その両方を経験してきました。
この違いは、能力ではなく、
働き方の条件であることが多いと感じています。
例えば、
・裁量があるか
・集中できる時間があるか
・切り替えが多いか
・評価や比較が強いか
・回復する余白があるか
こうした条件が変わるだけで、
同じ仕事でも負荷は大きく変わります。
「向いていない」と感じる正体
「この仕事は向いていない」
そう感じるとき、分解してみると多くはこうです。
・マルチタスクが多すぎる
・切り替えが多い
・すぐに反応を求められる
・人との距離が近すぎる
・常に見られている感覚がある
つまり問題は、
仕事そのものではなく、負荷のかかり方
だったりします。
同じ仕事でも「やり方」で別物になる
僕自身、タクシーの仕事でそれを強く感じました。
最初は、
・流し続ける
・ずっと動き続ける
・判断を止めない
・休憩を後回しにする
そんなやり方でした。
その結果、
ずっと疲れている状態でした。
仕事が合っていないのかと思いました。
でも今は違います。
・エリアを絞る
・止まる時間を作る
・休憩を先に入れる
・判断を減らす
・流れを固定する
こうやって運用を変えただけで、
同じ仕事なのに、負荷はまったく別物になりました。
仕事を変えたわけじゃなく、やり方を変えただけなのに、
ここまで変わるのかと自分でも驚きました。
内向型向きに調整する視点
僕が意識しているのは、難しいことではありません。
・切り替え回数を減らす
・集中できる時間を作る
・ルーティン化する
・準備してから動く
・納得してから進める
👉 内向型はルーティン化で脳負担が減る
👉 内向型は「悩み続ける」と止まる
👉 内向型は納得が整ったときに動ける
向いていないと決める前に見ること
もちろん、本当に合わない仕事もあります。
ただ、振り返ってみると僕の場合は、
やり方を変える前に、向き不向きを判断していた
ことが多かったです。
内向型は、環境に合わせる力があります。
ただし、条件があります。
刺激の量を調整できるかどうか
ここが大きいと感じています。
まとめ:内向型は「仕事を変える前に整えられる」
内向型は、職種よりも、
働き方の条件に影響を受けやすいタイプです。
だからこそ、
・切り替えを減らす
・集中時間を確保する
・回復の余白を持つ
こうした調整をすることで、
仕事の負荷は変わっていきます。
もし今、仕事が合わないと感じているなら、
仕事が合っていないのか
やり方が合っていないのか
一度分けて考えてみると、見え方が変わるかもしれません。
内向型は、働き方を整えることで、
続けられる形に近づけることができます。
第4章|仕事スタイルを整える
ここで触れてきた内容は、こちらにまとめています。
気になるところから読んでみてください。
- 内向型は忙しい仕事が苦手?
- 内向型の集中力が最大化する働き方
- 内向型はマルチタスクで消耗する
- 内向型は「時間を細切れ」にすると疲れる
- 内向型は「2割の重要」に集中すると強い
- 内向型は準備型の働き方が合う
- 内向型は納得してから進むと速い理由
- 内向型は「先に決める」と楽になる
- 内向型は「悩み続ける」と止まる
📌 このブログは、「内向型のまま、50代から人生を組み直したい人」のために書いています。
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