50歳を前にして、働き方を大きく見直すことになりました。
長く続けてきた仕事から離れるという選択は、
自分の中でも簡単なものではありませんでした。
創業期から関わり、会社は成長し、上場目前まで進みました。
まわりから見れば、そこで辞めるのは「もったいない」選択だったと思います。
でも僕の中では、少しずつ限界が来ていました。
この記事では、内向型の僕が50代を前に、
働き方や人生設計をどう考えるようになったのかを書いてみます。
僕は会社を辞めた
50歳になる前に、16年勤めた会社を辞めました。
築いてきたキャリアを手放すことに、
まわりは驚きました。
ライバル会社への転職なのか?
社内で何かあったのか?
そんなふうに見られていたのかもしれません。
去っていく人、
急に距離が近くなる人。
嬉しいこともあれば、
人の駆け引きのような場面もありました。
辞める前も、そのあともしばらく、
いろいろなことがありました。
ただ、ひとつだけはっきりしていることがあります。
前の仕事に戻りたいと思ったことは、一度もありません。
今は、まったく畑違いのタクシーの仕事をしています。
それでも、以前よりもこの仕事に誇りを感じています。
会社を辞めるまでの気持ちについては、こちらの記事でも書いています。
👉 内向型の僕が会社人生から静かに降りた理由
会社に人生のハンドルを預ければ、
ある程度の安定は得られます。
それは、ある意味では楽な選択かもしれません。
ただその分、
我慢することも増えていきます。
僕はその我慢を、これ以上続けることが難しくなっていました。
内向型だと気づいたとき、少し戸惑った
僕は、内向型です。
正直に言うと、最初からそれを前向きに受け入れられたわけではありません。
「内向型は仕事ができない」
「営業には向いていない」
そんなイメージを、自分自身もどこかで持っていました。
どこかで、そういう見方が当たり前になっていたのかもしれません。
でも、振り返ると僕は営業で結果を出してきました。
トップの成績を取ることもありましたし、セミナーで講師として話す機会もありました。
だから内向型だから仕事ができない、というのは違うと思っています。
ただ、やり方を間違えると消耗しやすい。
これは、かなり強く感じています。
スピード、マルチタスク、即答、雑談、接待、大人数の場。
そういうものに合わせようとすれば、できないわけではありません。
でも、あとから必ず反動が来ます。
僕の場合は、疲れが抜けなかったり、体調に出たりしました。
内向型に合う働き方については、こちらでまとめています。
👉 内向型の働き方シリーズ一覧はこちら
キャリアは「積み上げるもの」だと思っていた
これまでの僕は、キャリアは積み上げていくものだと思っていました。
経験を重ねて、役職が上がって、収入が増えていく。
それ自体は、間違っていないと思います。
実際に、その形で合っている人もたくさんいるはずです。
ただ、僕の場合は少し違いました。
積み上げていくほどに、
自分の特性とズレていく感覚がありました。
組織の問題だったのか、
環境が合っていなかったのか、
それとも自分のタイプの問題だったのか。
正直、はっきりした答えは分かりません。
ただひとつ言えるのは、
そのまま続けるのは違うと感じていたということです。
内向型のキャリアは「調整」だった
今振り返ると、内向型にとってのキャリアは、
積み上げるものというより、調整していくものだったと感じています。
何をするかよりも、どうやるか。
どこで働くかよりも、どんな状態で働けるか。
この違いで、仕事の負荷は大きく変わります。
僕にとって大切だったのは、
長く続けられる状態で働けるかどうかでした。
無理をして評価されるより、
少し静かでも、自分のペースで続けられる方がいい。
そう考えるようになってから、働き方の見え方が少し変わりました。
もし今、どこかで違和感を感じているなら、
それは「仕事が合っていない」のではなく、
やり方や環境が少しズレているだけなのかもしれません。
無理に答えを出さなくても大丈夫です。
少しだけ働き方を変えてみるだけで、
見え方が変わることもあります。
僕自身も、まだ調整の途中です。
これが正解なのかは分かりません。
でも今は、無理をしすぎず、自分のペースで続けられる働き方が、
自分には合っていると感じています。
50代からは「楽しい」と感じられる働き方へ
転職してから、ひとつ変わったことがあります。
それは、自分が楽しいと感じられるかどうかを、
少し大事にするようになったことです。
以前は、数字や評価が基準でした。
もちろん収入は大事です。
でも今は、それだけではなく、
やっていてしんどくなりすぎないか、
無理なく続けられるか、
そういう感覚も見るようになりました。
その中で、もうひとつ感じていることがあります。
人の役に立っている実感があるかどうかです。
タクシーの仕事は、人の移動を支える仕事です。
病院へ向かう人。
荷物を持って移動する人。
暑さの中で歩くのがつらい人。
そういう方を目的地までお送りする中で、
社会の中で役に立っている感覚を、直接感じることがあります。
前職より報酬面では下がりました。
でも、やりがいは今の方が大きいと感じています。
「役に立とう」と意識しているというより、
自分が楽しいと感じている中で、結果としてそうなっている感覚に近いです。
少し不謹慎に聞こえるかもしれませんが、
遊びの延長のように感じる瞬間もあります。
以前の自分なら、その感覚に抵抗があったと思います。
でも今は、その方が、
無理なく続けていける気がしています。
働き方を変えて、人生の見え方も変わった
50歳というと、人生の後半に入るタイミングです。
人それぞれ状況は違いますが、
子育てや仕事に、まだまだ向き合っている方も多い年代だと思います。
僕の場合は、少しだけ区切りがついたタイミングだったこともあり、
働き方そのものを見直すようになりました。
今は、「遊ぶように生きる」という感覚に近い形で日々を過ごしています。
休みの日は、神社仏閣を巡って御朱印をいただく。
ギターを弾く。
犬と散歩する。
そういう一人の時間が、自分を整えてくれます。
仕事も同じで、無理に世間の形に合わせるより、
自分が続けられる形に近づけていきたいと思っています。
これからも、続けたい仕事を選んでいく
以前は、早く定年を迎えて、ゆっくりしたいと思っていました。
でも今は、少し違います。
これからも、無理のない形で、
長く働き続けていきたいと思っています。
それがタクシーなのか、別の形なのかは分かりません。
ただ、自分が「続けたい」と思える仕事を、
選び続けていきたい。
50代からのキャリアは、過去の延長だけではなく、
今の自分に合わせて作り直していくものなのかもしれません。
無理のない形で、自分なりに続けていける道を見つけていけたら、それでいいのかもしれません。
📌 このブログは、「内向型のまま、50代から人生を組み直したい人」のために書いています。
🌿 ひとり時間を大切にしたい方
🛐 御朱印めぐりや一人旅が好きな方
🚖 無理しない働き方を選びたい方
僕の実体験が、あなたの“静かな一歩”のヒントになれば嬉しいです。





