犬連れで須磨寺へ|愛犬2匹と歩いた真言宗十八本山参拝記

2026年9月、愛犬のマルくんとプーくんを連れて、神戸の大本山 須磨寺を参拝しました。

須磨寺は、僕が巡っている真言宗十八本山の第二番です。以前から仕事が休みの日に参拝したいと思っていたのですが、雨などでなかなかタイミングが合わず、ようやく巡拝することができました。

今回もう一つ楽しみにしていたのが、マルくんとプーくんと一緒に境内を歩くことです。

須磨寺は、犬と一緒に境内を散策できます。本堂などの建物内には入れませんが、マナーを守れば愛犬と一緒にお参りできるお寺です。

実際に二匹と歩いてみると、源平ゆかりの歴史あるお寺でありながら、「オモロイ寺にしたい」という住職の希望から生まれた五猿や、須磨寺オリジナルの「きんぽとん童子」など、思わず足を止めたくなるものが境内のあちこちにありました。

四国八十八ヶ所のお砂踏みを二匹と歩き、最後は長い階段を上って奥之院へ。犬たちと一緒だったからこそ楽しめた須磨寺の姿もありました。

須磨といえば海を思い浮かべる人も多いと思います。犬と一緒に須磨へ出かけるなら、海だけでなく、須磨寺を参拝先の一つにしてみるのもいいと思いました。

この記事では観光案内として境内のすべてを紹介するのではなく、僕がマルくん・プーくんと実際に歩いて感じた須磨寺を、犬連れで参拝するときに知っておきたいことも交えながら紹介します。

須磨寺へ行く前に知っておきたいこと

須磨寺は犬と一緒に参拝できる

犬を連れて神社仏閣へ行くとき、僕がまず確認するのが「犬も一緒に境内を歩けるのか」ということです。

せっかく一緒に出かけても、犬は入れなかったり、抱っこが必要だったりする場所もあります。その点、須磨寺はマナーを守れば、犬と一緒に境内を散策できます。

もちろん、どこでも自由に入れるわけではありません。本堂などの建物内には犬を連れて入れないので、今回もお参りするときはマルくんとプーくんを抱っこして、外から手を合わせました。ほかの参拝者への配慮や、排泄物をきちんと処理することも大切です。

僕も普段、二匹を神社仏閣へ連れて行くときはマナーウェアを着けるようにしています。

ところが須磨寺へ着いてから、気づきました。

「あっ、マナーウェア忘れた……」

二匹とも到着前にトイレは済ませていたので大丈夫だとは思いながらも、やっぱり少し気になります。

せっかく犬と一緒に参拝できるお寺だからこそ、こちらも気持ちよく歩ける準備をしておきたい。リードや排泄物を処理する袋、水など、いつもの散歩用品に加えて、必要ならマナーウェアも忘れずに。

そんな僕はいきなり忘れてしまいましたが(笑)、気を取り直してマルくんとプーくんと須磨寺を歩いてみます。

須磨寺の駐車場は8時30分から|早く着きすぎて入れなかった

大阪から車で阪神高速3号神戸線を走り、須磨寺へ向かいました。

せっかくの休みなので、できれば人が少ない朝のうちにゆっくり歩きたい。そんなことを考えながら走っていると、須磨寺に着いたのは朝8時前でした。

「早く着いたし、ゆっくり参拝できそうやな」

そう思いながら駐車場へ向かったのですが、入口は閉鎖されていました。

「あれ?まだ入られへんの?」

あとから確認すると、須磨寺の参拝者用駐車場は8時30分から17時まで。普通乗用車は約30台駐車でき、料金は無料です。

張り切って来たのはいいけれど、少し早すぎました(笑)。仕方がないので、そのまま西へ走って近くのコンビニで少し時間をつぶし、8時30分ごろにもう一度須磨寺の駐車場へ向かいました。

ところが今度は、西側から戻ってきた僕には駐車場の入口が少し分かりにくく、そのまま一度通り過ぎてしまいました。

ようやく駐車場に入ると、停まっていた車はまだ2台ほど。

「よし、これならゆっくり歩けそうや」

マルくんとプーくんを車から降ろして、いよいよ須磨寺の境内へ向かいます。

駐車場には大きな境内案内図があり、よく見ると「現在地から本堂へ300m、奥の院へ150m」と書かれていました。

このときは境内をゆっくり巡ってから奥之院へ行くつもりだったので、それほど気にしていませんでした。

須磨寺案内図

でも参拝を終えて奥之院から駐車場へ戻ったとき、「なるほど、ここにつながっていたのか」と分かることになります。

マルくん・プーくんと須磨寺境内へ

駐車場で境内案内図を確認したら、いよいよマルくんとプーくんを連れて参拝へ向かいます。

駐車場から下を見ると、これから歩いていく墓地が見え、その向こうには須磨の街と海が広がっていました。

駐車場から見た墓地と須磨の海

須磨寺の駐車場は3Fにあり、すぐ近くにエレベーターがあります。僕たちはここから1Fの境内へ下りました。

犬を2匹連れている僕にとって、このエレベーターはありがたかったです。エレベーターの中では二匹を抱っこ。

7kgあるマルくんを抱えていると、それなりに重いので、ふと子どもが小さかった頃のことを思い出しました。

こうやって抱っこしていた時期があったな。

そんなことを思いながら1Fへ下り、エレベーターを出ると墓地のある場所に出ました。お墓が並ぶ中を歩くので、僕は自然と少し神妙な気持ちになります。

ところが、マルくんとプーくんはまったく違います。

「今日は散歩や!」

と言わんばかりに、二匹とも楽しそうに歩いていきます(笑)。

僕はお寺を参拝しに来た。二匹にとっては、大好きな散歩に来た。たぶんそんな感じなんでしょうね。

でも今回は、それでいい。僕がお参りしたい須磨寺を、マルくんとプーくんも一緒に楽しんでくれたら、それだけで連れてきた甲斐があります。

そんな二匹について歩きながら、須磨寺の境内を巡っていきました。

最初に立ち寄った「あつもり首塚」

墓地の中をマルくんとプーくんと歩いていくと、最初に目に入ったのが「あつもり首塚」と書かれた石柱でした。その先には、木々に囲まれるように五輪塔があります。

あつもり首塚

ここは、一ノ谷の戦いで熊谷直実に討たれた平敦盛の菩提を弔うために建てられた首塚です。

須磨寺が源平ゆかりのお寺だということや、平敦盛の名前くらいは僕も知っていました。ただ、源平の歴史に詳しいわけではありません。このときも「そうなのか」と案内を見ながらお参りしたくらいでした。

ところが、あとから須磨寺について調べてみると、境内には敦盛の首を洗ったとされる池や、源義経が敦盛の首と笛を実検したと伝わる松、敦盛ゆかりの宝物などが残っていることを知りました。

このあと僕たちが向かう「源平の庭」も、平敦盛と熊谷直実の一騎討ちの場面を再現した場所です。

何も知らずに歩いていた僕ですが、境内を巡っていくうちに「須磨寺と平敦盛」が少しずつつながっていくことになります。

「なんやろ?」と思った、きんぽとん童子

あつもり首塚から境内を歩いていくと、今度はなんとも不思議な像が目に入りました。

「なんやろ、これ?」

近くまで行くと説明が書かれた立て看板があったので、ここでも少し足を止めて読んでみます。

これは「きんぽとん童子(金浦敦)」という須磨寺オリジナルのキャラクター。

金太郎の「金」、浦島太郎の「浦」、そして平敦盛の「敦」を合わせて「金浦敦」。金太郎のように健康に、浦島太郎のように夢を持ち、平敦盛のように音楽を愛する人になってほしいという願いが込められているそうです。

「なるほど、そういうことか」

説明を読んでいると、以前、僕の守護本尊である虚空蔵菩薩をお参りするために訪れた生駒山龍眼寺のことを思い出しました。

龍眼寺の境内にも、桃太郎や猿蟹合戦、一休さん、一寸法師など、昔話を題材にした像があちこちに置かれていました。須磨寺にも、こうやって参拝の途中で思わず足を止めてしまうものがあるんですね。

せっかくなので、きんぽとん童子の前でマルくんに座ってもらって一枚。

きんぽとん童子とマルくん

この日のマルくん、いい顔してます(笑)。

一方のプーくんは朝からテンションが高く、なかなかじっとしてくれません。結局ここでは、マルくんだけの写真になりました。

そして少し歩くと、また足を止めたくなるものがありました。

頭を撫でると本当に動いた「五猿」

きんぽとん童子から少し歩くと、今度は5匹の猿が並んでいました。

「五猿(ござる)」と書かれています。

「見ざる・言わざる・聞かざる」なら僕も知っています。でも、ここには5匹いる。

近くの説明を読んでみると、須磨寺の五猿は「見ざる・言わざる・見てござる・聞かざる・怒らざる」。真ん中には双眼鏡を持った「見てござる」が座っています。

須磨寺の五猿

さらに見ると、五猿の前には「優しく頭を撫でてください」と書かれていました。

「撫でるとどうなるんやろ?」

せっかくなので、僕も一匹ずつ頭を撫でてみます。すると、本当に猿が動きました。

目や口を隠したり、真ん中の「見てござる」は双眼鏡を持ち上げたり。それぞれ違った動きをします。

これが、とっても面白かった。

源平ゆかりの歴史あるお寺を参拝しに来たのですが、こういう遊び心のあるものが境内にあるとは思っていませんでした。

説明を読みながら実際に触れてみると、ただ境内を通り過ぎるより、自然と足が止まります。マルくんとプーくんとの散歩も兼ねながら、僕自身もだんだん須磨寺を歩くのが楽しくなってきました。

鮮やかな朱色の三重塔で、高野山を思い出す

五猿を楽しんで、その先へ進むと、今度は鮮やかな朱色の三重塔が目の前に現れました。青空を背景にした朱色が、とてもきれいです。

須磨寺の三重塔

この色を見た瞬間、僕の頭に浮かんだのが高野山・壇上伽藍の根本大塔でした。

もちろん、須磨寺の三重塔と高野山の根本大塔では形は全然違います(笑)。それでも、この鮮やかな朱色を見ていると、これまで何度も参拝してきた高野山を自然と思い出しました。

須磨寺の三重塔は、かつての塔が文禄の大地震で倒壊したあと、昭和59年(1984年)に再建されたもの。説明を読みながら、しばらく塔を見上げました。

そして三重塔の周りを歩いていると、僕にとってさらに懐かしい場所につながるものがありました。

四国八十八ヶ所のお砂踏みです。

四国八十八ヶ所お砂踏みで、また善通寺に足が止まる

三重塔の周りには、四国八十八ヶ所のお砂踏み霊場がありました。

四国八十八ヶ所それぞれの御本尊が並んでいて、その前にはおりんが置かれています。

三重塔の周りに並ぶ四国八十八ヶ所お砂踏み

僕の前を歩いていた方は、一ヶ寺ずつ丁寧にお参りしながら、おりんを「チン」と鳴らしていました。僕もそのあとを歩きながら、一ヶ寺ずつ「ありがとうございます」とお参りしていきます。

こうしたお砂踏みはこれまでにも何度か経験していますが、四国八十八ヶ所にはやっぱり思い入れがあります。

僕は2019年、犬たちと一緒に車中泊をしながら四国八十八ヶ所巡礼をして、結願しました。

一番、二番……と順番にお参りしていき、今回も第75番・善通寺のところで足が止まりました。

第75番善通寺のお砂踏み

善通寺は弘法大師がお生まれになった場所です。四国遍路をした僕にとって、やっぱり特別なお寺の一つです。

昨年には甥のケガの回復を願って再び善通寺を訪れ、御影堂でお参りし、重ね印をいただきました。

今回も善通寺の前でおりんを鳴らし、「ありがとうございます」と手を合わせました。そして、ここだけはマルくんとプーくんにも一緒にお砂を踏んでもらいました。

犬たちには何のことか分かっていないと思います(笑)。それでも僕にとっては、二匹と一緒に善通寺のお砂を踏めたことが、なんとなく嬉しかったです。

本堂と大師堂で、無事に働けたことへのお礼

四国八十八ヶ所のお砂踏みを終えて、続いて本堂へ向かいました。

須磨寺の御本尊は聖観世音菩薩です。犬は建物の中には入れないので、マルくんとプーくんを抱っこして外からお参りしました。

須磨寺本堂

手を合わせて、まずは9月度を無事に働くことができたことへのお礼を伝えました。そして、10月度も事故なく無事に仕事ができますように。家族や身内も幸せに過ごせますように。

仕事をしていると、どうしても売上のことを考える毎日になります。でも、お寺で手を合わせるときに願うのは、やっぱり「無事に一ヶ月を過ごせますように」ということでした。

本堂でのお参りを終えたあとは、大師堂へ。こちらには弘法大師さまがお祀りされています。

須磨寺大師堂

ここでも二匹を抱っこして、外から手を合わせました。

大師堂のお大師さまは、少し離れたところからでも明るく照らされているのが見えました。近くまで行くと、堂内のお大師さまのお姿が光の中に浮かび上がるように見えます。

常時照明で照らされているのか、どのような仕組みなのかは分かりませんが、遠くからでも分かるほど明るく見えたのが印象に残りました。

そんなお大師さまの前で手を合わせ、9月度を無事に終えられたことへのお礼と、10月度も事故なく安全に仕事ができるようお願いしました。

お参りを終えると、近くにベンチがあったので、マルくんとプーくんと一緒に少し休憩。朝から境内を歩いてきましたが、急いで次へ行く必要もありません。

二匹と一緒に座って、少しゆっくり過ごしてから、また境内を歩き始めました。

マルくん・プーくんと写経輪堂を回る

本堂と大師堂のお参りを終えて境内を歩いていると、今度は写経輪堂がありました。ここでも立て看板を読んでみます。

写経輪堂には奉納された写経が納められていて、お堂を回すことで、お経を読んだのと同じ功徳をいただけるそうです。

写経輪堂

立て看板には「時計回りに回られ、正面で合掌して、お止めください」と書かれていました。

それなら僕もやってみよう。

マルくんとプーくん、二匹のリードを持ったまま写経輪堂に手を添えて、時計回りに一緒にぐるっと回りました。一周したら正面で止めて、最後に合掌。

一人で回るのとは少し違って、二匹のリードを持ちながらなのでなかなか忙しい(笑)。それでも、マルくんとプーくんと一緒にお参りすることができました。

マルくんが気に入った?源平の庭

写経輪堂をあとにして唐門を通り、階段を下りていくと源平の庭がありました。

ここは、一ノ谷の戦いで平敦盛と熊谷直実が一騎討ちをする場面を再現した庭です。朝、墓地を歩いているときにお参りした「あつもり首塚」の平敦盛が、ここにも登場しました。

まずはマルくんとプーくんを座らせて、源平の庭を背景に写真を一枚。

源平の庭とマルくん・プーくん

二匹ともいい顔をしてくれました。

ところが写真を撮っていると、マルくんが石の縁に前足をかけて、庭の中をじーっと覗き始めました。

源平の庭を覗くマルくん

プーくんはいつも通り楽しそうにしていますが、マルくんは庭の方が気になる様子。

なんかこの場所が気に入ったみたいです(笑)。

二匹の写真を何枚か撮ったところで、「そういえば、まだ仁王門を見てないな」と気づきました。

今回は駐車場からエレベーターで境内へ入ったので、最初に仁王門を通っていません。せっかく須磨寺へ来たので、いったん仁王門まで歩いて見に行くことにしました。

須磨寺仁王門

仁王門まで来たら、そのまま門をくぐってもう一度境内へ。そして、また源平の庭の前に戻ってきました。

最初に来たときはマルくんとプーくんの写真を撮るのに忙しく、庭そのものはそれほどゆっくり見ていませんでした。今度は近くのベンチに座って、平敦盛と熊谷直実の姿を少しゆっくり眺めました。

真言宗十八本山の御朱印と、思いがけない一冊

源平の庭をあとにして、唐門を通って納経所へ向かいました。

今回の須磨寺参拝は、マルくんとプーくんとの犬連れ参拝であると同時に、僕が巡っている真言宗十八本山巡礼の一つでもあります。

須磨寺は真言宗十八本山の第二番。ここで巡礼の御朱印をいただきました。

真言宗十八本山・須磨寺の御朱印

納経所には御朱印帳や本など、いろいろなものが並んでいます。御朱印をいただきながら見ていると、一冊の本が目に留まりました。

『般若心経なぞり書き練習帖』。

表紙には「1日10分×4週間のなぞり書き」と書かれています。

般若心経なぞり書き練習帖

実は少し前から、頭の片隅にあったことがあります。

今度、両親を誘って真言宗十八本山第五番・大覚寺へ行ってみたい。そして、そこで僕自身も初めて写経を体験してみたい。そんなことを考えていました。

そこへ「1日10分×4週間」です。

「これ、毎朝やったら良い10月度になるんちゃうかな」

そう思って、御朱印をいただくのと一緒に購入しました。

1日10分なら仕事の日でもできそうです。毎朝少しずつ般若心経に向き合ってから仕事へ行く。そんな10月度もいいかもしれません。

現地のパンフレットを見るのも面白い

納経所では、「須磨寺 おもろいもん巡りMAP」もいただきました。ほかにも、須磨寺寺務長・小池陽人さんのYouTube「小池陽人の随想録」の案内などが置かれていました。

須磨寺 おもろいもん巡りMAP

このMAPをゆっくり見たのは、参拝を終えて駐車場へ戻ってからです。

開いてみると、この日僕たちが境内で足を止めた五猿やきんぽとん童子、写経輪堂、四国八十八ヶ所お砂踏みなどが載っていました。

「あっ、これも載ってる。これも見たな」

そんな感じで見ていくと、逆に僕たちが気づかずに通り過ぎていたものもたくさんありました。

今回、僕はこのMAPを見ながら境内を歩いたわけではありません。気になるものを見つけるたびに足を止め、近くにある説明を読んで「なるほど」と思いながら歩いていました。

それがあとからMAPを見ると、須磨寺では「おもろいもん巡り」として紹介されていたんですね。

これまでにも御朱印をいただいたとき、境内案内図やお寺の由緒、歴史について書かれた資料などを一緒にいただくことが何度もありました。

参拝前にネットで調べるのも便利ですが、次からは現地に着いたら、納経所の周りなどに案内図やパンフレットがないか一度見てみようと思います。

そこにはネットで調べるのとはまた違って、そのお寺自身が「ここを見てほしい」と思っているものが表れているような気がしました。

最後はマルくん・プーくんと奥之院へ

御朱印もいただいたところで、最後にマルくんとプーくんを連れて奥之院へ向かいます。

奥之院へ続く道まで来ると、目の前に長い階段が見えてきました。

「来たー、今回も長い階段。」

奥之院へ続く長い階段とマルくん・プーくん

参道沿いには奥之院十三佛や七福神をお参りできる場所もありました。僕たちも階段を上りながら、奥之院を目指します。

最初は普通に上っていたのですが、だんだん息が上がってきました。太もももつらくなってきます。

ところが、マルくんとプーくんは元気です。二匹とも階段を上るのが好きなのか、僕の前をどんどん進んでいきます。

「疲れないのかな?」

こっちは息が上がっているのに(笑)。

階段を上りきり、ようやく奥之院へ到着しました。

奥之院には弘法大師さまが祀られています。ここでも改めて、9月度を無事に働くことができたことへのお礼をしました。

10月度も事故なく無事に仕事ができますように。そして家族や身内が幸せに過ごせますように。

奥之院

お参りを終えたら、今度は階段を下ります。

マルくんは大丈夫そうでしたが、約2kgのプーくんは身体が小さく、ぴょんぴょん飛ぶように階段を下りていきます。

「これは足に負担がかかりそうやな」

少し心配になったので、下りはプーくんを抱っこすることにしました。

そのまま階段を下りていくと、思っていたよりも早く駐車場へ到着。

そういえば朝に見た案内図には、「現在地から本堂へ300m、奥の院へ150m」と書かれていました。

「なるほど、ここにつながっていたのか」

朝は駐車場からエレベーターで1Fへ下り、境内を歩いて本堂や大師堂などを参拝。最後に奥之院へ上り、帰りはそのまま駐車場へ戻ってくることができました。

結果的に、マルくんとプーくんと須磨寺の境内をぐるっと歩くような参拝になりました。

犬と一緒に須磨寺を歩いてみて

駐車場へ戻ったのは11時ごろでした。

朝8時30分ごろには2台ほどしか停まっていなかった駐車場が、戻ってきたときにはほぼ満車。もうすぐお彼岸が始まる時期だったので、「今日、参拝できてよかったな」と思いました。

今回、実際にマルくんとプーくんを連れて須磨寺を歩いてみて、犬と一緒でも境内をかなり楽しむことができました。

敦盛首塚で足を止め、きんぽとん童子や五猿を見つけ、三重塔のそばでは四国八十八ヶ所のお砂踏みへ。源平の庭ではマルくんが石の縁から庭を覗き込み、最後は二匹と一緒に長い階段を上って奥之院までお参りしました。

歴史のあるお寺ですが、境内を歩いていると「なんやろ?」と足を止めたくなるものがいくつもあります。あとから「須磨寺 おもろいもん巡りMAP」を見て、須磨寺にはこういう楽しみ方もあるんだと分かりました。

もちろん、犬と一緒なら気をつけたいこともあります。本堂などの建物内には入れませんし、ほかの参拝者への配慮も必要です。

奥之院まで行く場合は長い階段もあります。犬の大きさや年齢、足腰の状態を見ながら、必要なら抱っこするなど無理をしない方がいいと思います。

それでも、僕が参拝前に思っていた以上に、マルくんとプーくんと一緒に歩くことができました。

須磨へ犬と一緒に出かけるなら、海だけでなく、須磨寺を立ち寄り先の一つにしてみるのもいいと思います。

最後は二匹と車の中で昼寝

駐車場へ戻っても、すぐには出発しませんでした。

車の中で、この日いただいたパンフレットや、買った『般若心経なぞり書き練習帖』を眺めていると、だんだん眠たくなってきました。

「このまま運転するより、少し寝てから帰ろう」

シートを倒して、30分ほど仮眠することにしました。

すると、後ろの席にいたマルくんとプーくんがやってきて、二匹とも僕の胸の上へ。

重い……(笑)。

それでも二匹を乗せたまま、そのまま少し眠りました。

目が覚めてから、家路へ。

以前から行きたいと思いながら、雨などでなかなかタイミングが合わなかった須磨寺。ようやく真言宗十八本山の一つをお参りできました。

そして何より、マルくんとプーくんと一緒に境内を歩けたことが、今回の須磨寺参拝の思い出になりました。

次に考えているのは、両親を誘って大覚寺で初めての写経です。その前に、まずは須磨寺で買ってきた般若心経のなぞり書きから始めてみようと思います。


須磨寺の犬連れ参拝について

須磨寺では、マナーを守れば犬と一緒に境内を散策できます。ただし、本堂などの建物内には入れません。ほかの参拝者への配慮や排泄物の処理など、マナーを守って参拝しましょう。

駐車場の利用時間などは変更される場合があるため、お出かけ前には須磨寺公式サイトで最新情報をご確認ください。

他の参拝記も、こちらにまとめています。
👉 御朱印・参拝記一覧はこちら


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