2026年9月度|毎日を完璧にしなくても、一ヶ月は積み上がる

2026年9月度のタクシー乗務記録です。

例年、お盆が終わって9月に入ると、
夏のレジャー需要も落ち着き、
タクシー業界では閑散期と言われる時期に入ります。

昨年は関西万博の特需もありましたが、
それ以前の乗務記録を見ても、
僕の場合は8月より9月の方が平均乗客数は少し下がっています。

そこで今月は、
一日一日の結果を追いかけるより、
一ヶ月を通して無理なく積み重ねることを意識してスタートしました。

タクシーの仕事は、
毎日同じようにはいきません。

驚くほど流れが良い日もあれば、
短い距離のご乗車が続いて、
なかなか流れに乗れない日もあります。

だから、
良かった日を再現しようとしない。
悪かった日も引きずらない。

昨日は昨日、今日は今日。

そして今月は、
働き方についても一つ決めていました。

目標より継続を優先する。

休むか出るかだけではなく、
その日の状態に合わせて働き方を考える。

9月度は、
毎日を完璧にしなくても、
一ヶ月はちゃんと積み上がっていく

と感じた一ヶ月でした。

良かった日の流れは、再現しようとしない

今月の乗務では、
自分でも驚くほど流れが良い日がありました。

朝から狙っていたわけでもないのに、
少し距離のあるご乗車が続く。

市内へ戻ってきたと思ったら、
また思いがけない方向へのご乗車がある。

こういう日は、
タクシーをやっていると時々あります。

そして一日が終わると、

「今日はうまくいったな」

と思います。

でも翌日、
同じ場所を走ったからといって、
同じようになるわけではありません。

昨日お客様と出会えた場所へ行っても、
今日は誰もいないかもしれません。

昨日少し距離のあるご乗車があったからといって、
今日も同じご縁があるとは限りません。

結局、
自分で決められるのは、
どこを走るか、どちらへ向かうかというところまでです。

誰と出会って、
どこまでご案内することになるのかは分かりません。

だから今は、
良い一日があっても、

「明日もこれをやろう」と考えないようにしています。

良かった日は、
ありがたくその日で終わらせる。

そして翌日は、
またいつも通り出庫する。

昨日は昨日、今日は今日。

その方が、
余計な期待を持たずに仕事ができます。

乗車回数と、一日の疲れ方は比例しない

今月、
対照的な日がありました。

一日は、
短い距離のご乗車が何度も続きました。

一組ご案内する。
また一組ご案内する。

たくさんのお客様に乗っていただけるのは楽しいのですが、
思ったほど売上が伸びないこともあります。

その分、
接客や判断、乗り降りの回数も多くなるので、
こういう日は意外と疲れます。

その一方で、
乗車回数はそれほど多くなくても、
少し距離のあるご乗車が自然に混ざる日もあります。

休憩もしっかり取ることができ、
一日を終えた時の疲れ方も違います。

同じタクシーの仕事でも、
短いご乗車が続く日もあれば、
一つのご縁で大きく場所が変わる日もあります。

その日にいただいたご乗車を、
一組ずつ大切にする。

結局、
僕にできるのはそれくらいなのだと思います。

自分ではコントロールできないことに力を入れすぎるより、
肩の力を抜いて、
淡々とやるくらいの方がいい。

そうしていると、
意外と良いご縁に巡り合うことがあります。

前月より、手上げのお客様が増えた

毎月乗務記録を残していると、
自分の営業方法が少しずつ変化していることにも気づきます。

今月は、
道路で手を挙げてくださるお客様を
ご案内する割合が前月より増えました。

僕は配車アプリも利用していますが、
アプリだけを頼りに仕事をしているわけではありません。

いつもの道を流しながら、
街の様子を見ています。

駅へ向かう人。
ホテルから出てくる人。
大きな荷物を持っている人。

人だけではなく、
空を見て雲の流れや色も見ています。

「雨が来そうやな」

と思えば、
その後の人の動きも変わるかもしれません。

タクシーを流していると、
人だけではなく、
街や空の変化も自然と見るようになりました。

そうやって周りを見ながら走っていると、
道路脇から手が挙がることがあります。

もちろん、
誰もいないこともあります(笑)。

何も起きないまま、
いつもの道を一周することもあります。

流して反応がなければ、
少し場所や流し方を変える。

これまでの経験や感覚も使いながら、
その日の状況に合わせて動くようになりました。

乗務を続ける中で、
少しずつ自分なりの営業の形ができてきたように思います。

苦手な場所や知らない地区で、粘らない

タクシーで少し遠くまでお客様をご案内すると、
普段あまり営業しない場所へ行くことがあります。

新人の頃の僕は、

「せっかくここまで来たんだから、
この辺りでもう一組乗せたい」

と思っていました。

空車で戻るのが、
もったいないように感じていたからです。

それに、

「地理力をつけなければ」

という気持ちもありました。

でも、
知らない場所や苦手な場所でお客様を探すのは、
僕にとって意外と疲れます。

どこに人がいるのか。
どの道を走ればいいのか。
どこから市内へ戻ればいいのか。

考えることが増えます。

今は、
郊外までお客様をご案内しても、
そこで無理に次のお客様を探さず、
自分がよく分かっている場所へ戻ることが増えました。

もちろん、
戻る途中でご縁があればお乗せします。

郊外で仕事をしないと決めているわけでもありません。

ただ、

「ここまで来たんだから、
ここでもう一仕事しなければ」

とは考えない。

自分が落ち着いて営業できる場所へ戻る。

それも、
僕なりの営業方法であり、
安全運行のためでもあります。

知らない場所を、
一度ですべて覚える必要もないと思うようになりました。

お客様をご案内するたびに、

「この道はここにつながるんやな」
「前にもこの辺りを走ったな」

そんな経験が少しずつ増えていきます。

今はバラバラでも、
いずれ少しずつつながって、
一本の線になっていけばいい。

それくらい、
ゆるく考えるようになりました。

タクシーの仕事は、
売上だけではなく、
メンタルを安定させることと、
危険を避けることも大切です。

知らない場所で無理に頑張るより、
自分が落ち着いて走れる場所へ戻る。

今の僕には、
その方が合っています。

チップは、やっぱり嬉しい

タクシーの仕事をしていると、
時々お客様からチップをいただくことがあります。

「これでコーヒーでも飲んで」

と言っていただいたり、
お釣りをそのままいただいたり。

もちろん、
チップをいただくために接客しているわけではありません。

目的地まで安全にご案内して、
気持ちよく降りていただく。

それが仕事です。

それでも、
「ありがとう」と一緒にいただけると、
やっぱり嬉しいものです。

僕の会社では、
空車で高速道路を使う時の料金は自分で負担しています。

会社によって、
このあたりのルールは違うと思います。

遠方までお客様をご案内したあと、
市内へ早く戻りたい時などは、
自分の判断で高速道路を使うことがあります。

その時の高速料金は、
お客様からいただいたチップの中から出すようにしています。

毎月いただいたチップを積み重ねてみると、
そこから高速料金を払っても少し残ります。

それが僕にとって、
ちょっとしたお小遣いにもなっています(笑)。

金額の大小より、
丁寧に仕事をしたあとに、
「ありがとう」といただけることが嬉しい。

チップもまた、
この仕事をしていて良かったと思える瞬間の一つです。

休むか出るか、二択で考えない

休むか出るか二択にしない
※その日の体調に合わせてグラデーションで選ぶ

今月は、
「目標より継続を優先する」
と決めていました。

いつもの時間に出庫する。
少し遅らせて出庫する。
途中で用事を済ませて、また乗務に戻る。
身体がしんどければ休む。

休むか出るかだけではなく、
その日の状態に合わせて働き方を変える。

その一つとして、
今月は通院日にも出庫してみました。

これまでは、
通院日は休みにしていました。

でも今回は、
朝からいつも通り出庫して、
乗務の途中で中抜けして病院へ行くことにしました。

診察が終わったあとは、
また乗務に戻り、
いつもより早めに仕事を終える。

実際にやってみると、
こういう働き方もありだと思いました。

一日しっかり働くか、
丸一日休むか。

その二つだけで考える必要はありません。

予定がある日は、
少し短く働く。

朝いつもの時間に出られなければ、
少し遅らせて出庫する。

ゼロか百かで考えない。

働き方に少し幅を持たせることで、
無理なく出庫を続けられるように思います。

朝になると『休みたい』と思う日もある

僕は毎日、
乗務結果だけではなく、
その日の気分や疲れも簡単に記録しています。

今月の記録を見返していると、
朝から、

「休みたいなぁ」

と思っていた日もありました。

これは自分でも少し不思議です。

サラリーマン時代は、
ここまで「休みたい」と思っていた記憶はありません。

今の仕事が嫌いなのかというと、
そういうわけでもありません。

一日が終わると、

「今日は仕事に出て良かったな」

と思うことが多いからです。

考えてみると、
タクシーは一日が始まってみないと分からない仕事です。

今日はお客様をお乗せできるのか。
どんな一日になるのか。
どこへ行くことになるのか。

特に朝一番、
なかなか最初のお客様と出会えないと、

「今日はダメかもしれない」

と思ってしまうことがあります。

まだ始まったばかりなのに(笑)。

昨日うまくいかなかったからといって、
今日もうまくいかないとは限りません。

頭では分かっています。

それでも心は、
勝手にその先まで想像してしまいます。

僕の中では、
これが時々やってくる
「休みたい病」なのかもしれません(笑)。

でも実際には、
出庫して一組目のお客様をお乗せすると、
そこから普通に一日が始まります。

一日のどこかで、
印象に残るお客様とのご縁もあります。

そして仕事を終える頃には、

「今日も出て良かった」

と思う。

朝の気分だけで、
その一日が決まるわけではありません。

だからこれからは、
本当に身体が疲れているのか。

それとも、
まだ何も始まっていないのに、
心が勝手に「今日はしんどい」と考えているだけなのか。

そこを少し冷静に見るようにしたいと思っています。

やっぱり連勤はしんどかった(笑)

月の終わりは、
自分で決めていた出勤日数をやり遂げるために、
連勤が続きました。

こうなることは分かっていました。

途中には、
いつもより短く働いた日もありました。

それでも、
毎日ハンドルを握る日が続けば、
やっぱり身体は疲れます。

肩や腰にも疲れがたまり、

「やっぱり連勤はしんどいなぁ」

と感じました。

今月は、
自分で決めたところまで出庫したいという目標がありました。

そのために選んだ連勤です。

最後までやり遂げることができたので、
しんどさと同時に達成感もありました。

だからこそ、
普段から体調を整えておくことが大切だと感じます。


身体の疲れと、
気持ちの「休みたい」を同じにしない。

これも、
今月あらためて感じたことでした。

これからについて

9月度を終えて、
今月は自分なりによくやったと思っています。

毎日調子が良かったわけでもなく、
朝から仕事に行きたいと思えた日ばかりでもありません。

それでも出庫すれば、
その日なりのご縁がありました。

そして一ヶ月が終わってみれば、
自分で決めていた目標もやり遂げることができました。

最後の連勤はしんどかったですが、
終わった今は疲れよりも、
やり遂げた達成感の方が大きいです。

タクシーの仕事をしていると、
自分ではどうにもできないことがたくさんあります。

だからこそ、
自分で変えられることに目を向ける。

体調を整える。
安全に運転する。
目の前のお客様を大切にする。

そして、
出庫した一日を淡々とやる。

それを続けていけばいいのかなと思っています。

来月も、
無事故・無違反を一番に、
自分のペースでやっていこうと思います。

自動運転タクシーは、思っていたより早く来るかもしれない

9月度の乗務を終える直前、
気になるニュースがありました。

GO、Waymo、日本交通が、
2027年中に東京で完全無人の自動運転タクシーを
商用化することを目指すと発表しました。

2025年から東京都内でWaymo車両の走行を続けていて、
今後は必要な許認可などを経ながら、
商用化を目指していくそうです。

👉 GO・Waymo・日本交通の発表はこちら

これを見て、

「思っていたより早く来るかもしれないなぁ」

と思いました。

だからといって、
僕は「自動運転が来たらタクシーは終わり」とは思っていません。

僕は今、
大阪市内の大通りだけではなく、
細い住宅街や裏道も走りながら仕事をしています。

こういう場所まで自動運転がどんな形で広がっていくのかは、
これから実際に見ていきたいところです。

それに、
僕自身にもいくつか選択肢があります。

このまま大阪市内で乗務を続けるのか。
将来、条件が整えば個人タクシーを考えるのか。
地元に近い場所で有人タクシーを続けるのか。

大型二種免許も持っているので、
タクシー以外の仕事を選ぶこともできます。

10年後、
タクシー業界がどうなっているのかは分かりません。

でも、
今から心配しすぎる必要もないと思っています。


変化を見ながら、
その時の自分に合う働き方を選んでいけばいい。

今は目の前のお客様を安全にお送りしながら、
これからタクシー業界がどう変わっていくのか、
現役ドライバーとして見ていこうと思います。


📌 このブログでは、50代から働き方や生き方を自分に合う形へ整えていく実体験を綴っています。
🌿 ひとり時間を大切にしたい方
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🚖 無理しない働き方を選びたい方
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